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マラドーナはコカイン常習により逮捕歴があり、昨年のW杯日韓大会では「アルゼンチン観光スポーツ庁長官特使」として特例的に来日を認められている。 本番を明日に迎え、ボカ ジュニオルス・A.C.ミラン双方が試合会場の横浜国際総合競技場で練習した。 ボカ ジュニオルスは南米の習慣どおり午前中に約1時間 公開練習。特にFKが繰り返し行われ、FW陣やバタグリア[MF]らが連係して飛び込んでいた。数日 別メニューをこなしていたテヴェスも参加し、ミニ ゲームでは素早い縦パスを受けての高速カウンター攻撃を披露。ビアンチ監督はこのテヴェスの明日の先発如何を問われると「大丈夫だと思っている。」とし、スタメンはルールに従い試合開始1時間半前に発表するとした。「準備は万全だ。ゆっくり休んでフレッシュな気持ちで臨みたい。」と語った。 また、A.C.ミランは18時から約1時間 行った公開練習では短めのダッシュやパス回し、紅白戦、FW陣はシュート練習、ミニ ゲームを行った。インザーギも左太腿裏の痛みを全く感じさせない動きを披露。アンチェロッティ監督はネスタ[DF]の欠場を明らかにすると共に、それ以外はシェフチェンコとインザーギの2トップなどベスト メンバーを組むとし、「この一年で生まれ変わったミランの、最高の姿をお見せする。」と語った。 アルゼンチンではテヴェスがなお本調子とは言えないとし、バロス=スケロット[FW]の先発が高いとする記事もある。テヴェス自身も数日前「自分は先発を外れた方がいいのかも知れない。」とこぼしていた。 今日 練習後に要請されたインタビューでは報道陣に囲まれると「今日は話したくない。」とバスに乗り込んだが、それほど明日の舞台に立つまでには左膝の負傷、AFA[アルゼンチンF.B.協会]・FIAFとの対立、ワールドユース出場辞退などなどイバラがあり、それゆえ人知れぬプレッシャーにあると言うことだ。 テヴェスの起用について内輪では、「勝っていれば終わりの数分、負けていれば後半最初からになるのでは・・・。」との観測があるという。 また、チームは午後 横浜市内へ買い物に出た。電器店などに行く選手が多い中、テヴェスはスポーツ店に寄っただけで切り上げた。 アルゼンチンからボカ ジュニオルスのチャーター便に乗って約 300 人のボケンセが成田空港に到着した。明日は世界中から2千人とも3千人とも言われるボケンセが横浜に結集する。
どちらが先発出場するか注目されているが、アンチェロッティ監督がダブルでの起用をほのめかす中、ポルトガル代表でファオレンティーナ時代バティストゥータと同僚でもあったルイ=コスタは「今度の試合はとても重要だ。緊張するが、われわれは慣れている。」と昨季 ヨーロッパチャンピオンズリーグ覇者の自信を示した。 21歳のブラジル代表で今季からミランに加わってレギュラーに定着したカカは「このタイトルを取って年を越したい。」と幼さを残した笑顔を見せた。 ボカ ジュニオルスは 12/12 横浜市内のグランドで練習を行った。ウォーミング アップはジョギングではなく、いきなりボール遊び。紅白戦でテヴェスは1ゴールを決めた。 A.C.ミランも小雨の中、一部 故障者を除くメンバー全員で川崎市内のグラウンドで練習を行った。公開は15分。シェフチェンコと2トップを組むエース、フィリッポ=インザーギ(30)は 9/21 のペルージャ戦で相手GKと衝突して左大腿部裏を傷め、その後も試合に出場し続けて 11/30 のモデナ戦で更にこれを悪化させた。だが、ミニ ゲームで白いテーピングの左脚を思い切り振り抜く様子を見る限り出場は固く、本人も出場を宣言。尚、昨年の日韓共催W杯では2試合に出場したが、ノー ゴールに終わっている。
「またこちらに来ることができてとても嬉しい。私たちにとって東京は遙かかなたの土地だ。この大会のためにチームは5ヵ月間の準備をしてきた。日曜日はぜひいい試合をお目にかけたい。」 テヴェスについて、1ヵ月前に負傷した左膝の状態については「その後は順調に回復している。少なくともフィジカル面では問題ないので試合には十分出られると思う。」と答え、また、テヴェスのワールドユース出場辞退を含む一連の経緯についてはコメントを控えるとした。 当日のスタメンについては「私の頭の中ではすでにできている。」としたが、現時点で発表するつもりはなしとした。 トヨタカップについて何か特別な思いはあるかとの質問には、「単純に違う都市にやってきただけだ。・・・確かにトヨタカップはビッグ イベントだが、私たちは普段通り戦うだけだ。私はトヨタカップでA.C.ミランとは過去に1度 対戦している(1994 年の第15回大会でヴェレス サルスフィエルドを率い、2−0で勝利)。もちろん、あの時のミランと今のミランは違うが、特に気負うところはない。」
ボカのチーム カラーについては、「ボカというチームはピッチの中で何を望むべきかをよく知り、それを実現させてしまうチームだ。また、誰もが主役になれるチーム。ボカは中盤がいいとよく言われるが、DFにもFWにも素晴らしい選手がいる。チームを一言で表現するなら、「correct(正しい)」。選手たちはピッチ上で正確にプレーする。そのことによって、アルゼンチンでも南米でもチャンピオンになった。そして、トヨタカップにもやってくることができた。」 そして、対戦するA.C.ミランの印象については、「まずビッグ チームであり、外国人選手が非常にたくさんいるインターナショナルなチームだ。だから、フォーメーションの選択肢が幅広い。同時に、非常にイタリア スタイルのサッカーをする。但し、繰り返しになるが、ボカというチームは選手が的確に何をすべきかを知り、それを実現してしまうチームだ。」 更にA.C.ミランについて問われると、「特にディフェンスが優れていると思う。中盤は非常に現実的なプレーをする。FWは均衡を崩すのがうまく、非常に危険な存在。こうしたタレントがいるからこそ、今日のミランがあるのだろう。」と分析を示した。 また、同席したキャプテンのディエゴ=カーニャ[MF](33)は「とにかく日曜日は素晴らしい試合をお見せしたい。」と語り、どのような試合展開を予想するかとの質問には「その質問は監督にされたほうがいいでしょう。私たちプレーヤーは監督の指示通りにプレーするだけだ。但し、自分としては試合の中でボカらしさを出していきたいと思っている。」と語った。カーニャはかのボカでもそのファイティング プレーで知られる。 A.C.ミランのカルロ=アンチェロッティ監督[ITA](44)が宿泊する横浜市内のホテルで会見を行った。 いきなり「ネスタ[DF]、インザーギ[FW]、アンブロジーニ[MF]は出場できないかもしれない。」と語ったが、それをカバーするルイ=コスタとカカの同時起用について「二人が一緒にプレーすることには何の問題もない。エンポリ戦(12/ 6 この後半に初めて試された)でも機能していたし、期待している。」と発言。この同時起用はイタリアでも常に論議の的であり、実際インザーギの回復が遅れれば1トップのシェフチェンコの後方で初めて二人が同時に先発する可能性が高い。カカは 2002 W杯 日韓大会では1試合に出場したのみで、横浜のピッチは未経験。また、アンチェロッティ監督は先発メンバーは未定とした。 同席したブラジル代表主将として昨年のワールドカップを制したカフー[DF](33)は「この試合は今年の大きな目標。」と語った。 ボカ ジュニオルスは来日翌日のこの日、午前と午後と横浜市内のグラウンドで練習を開始した。初夏のアルゼンチンからやってきて、テヴェスは頭まで完全防寒。紅白戦では衝突・転倒して切り上げたが、負傷はなかった。 ルイ=コスタ[MF]・カカ[FW]など、A.C.ミランの残りのメンバー(16名)とアンチェロッティ監督がA.C.ミランのジャケットに身をつつんで来日した。カカはハリー ポッターの主人公を思わせる眼鏡姿で到着ロビーに登場。最人気のインザーギと共に 100名ものファンの大きな歓声を浴びた。アルゼンチン勢では、フェルナンド=カルロス=レドンド=ウエルタ[FW](34)も一行として来日。 一行は先に来日しているメンバーと合流。プール トレーニングなどを行い、シェフチェンコなど先に来日しているメンバーら8選手は寒空の下、川崎市内のグラウンド(等々力陸上競技場)で、ランニング、ミニ ゲームなど調整を行った。 ピィリッポ=インザーギ[FW](30)はチームのテレビ番組「ミラン チャンネル」のインタビューに「フライトは順調だった。日本に着いた時の歓迎は本当に素晴らしくて言葉を失ったよ。日曜日はこのファンのみんなに勝利をプレゼントしたい。こんなに暖かく迎えてくれた人たちと一緒に勝利を祝いたいね。僕も体の調子はいいよ。」と答えた。 また、 マヌエル=ルイ=コスタ[トップ下](31)は「出発の前夜はあまり眠らずに機内でよく眠るようにした。歓迎してくれた日本のファンに感謝したい。この試合のためにここにいるということは、サッカー界のトップにいることを意味する。こんな試合を戦えるということをとても嬉しく思う。」と語った。
米国ロサンゼルスでアルゼンチン航空のチャーター機の機材不備が見つかったため、一行は2班に分かれてシンガポール航空機に乗り換え、39時間(日本の報道によれば34時間)の旅に。カルロス=ビアンチ監督以下ブルーのジャンパーで統一した一行は口数も少なくお疲れ顔で、長時間 待たされた60名ものファンの出迎えにも軽く手を振るのみ。それでも、カルロス=テヴェス[FW]はファンに求められるまま笑顔でサインに応じていた。 一行はそのまま足早にバスに乗り込むと、宿泊する横浜ベイ シェラトン ホテルヘ移動。夜にはホテル内のジムで時差調整の初トレーニングを行った。 A.C.ミランが練習を開始した。神奈川県内のグランドで約1時間、マルディーニ・カフー・ピルロ・パンカロ・シェフチェンコの5名が2組に分かれ、パス回しやシュート練習など軽めのメニューをこなした。ガットゥーゾは体調不良のため宿泊先のジムで別メニューの調整を行い、ネスタは左脚痛の治療に専念した。 また、残りのメンバーとアンチェロッティ監督がこの日の午後[現地時間]日本に向けてイタリアのマペンサ空港を立った。出立に際してアンチェロッティ監督は「トヨタカップは重要な目標だ。この試合に勝てば、レアル マドリードを抜いて世界で最も多くのタイトルを獲得したクラブとなることができる。だが、現時点ではそういったことは考えない方がいいだろう。できるだけ落ち着いて最高のコンディションで試合に臨むことができるようにしなければならない。」 出場メンバーについては特に明らかにしなかったが、システムについては「おそらくFWを2人置く形となるだろう。それは変わらないと思う。」と述べ、注目されるルイ=コスタとカカとの同時起用については「今はそういうことを話すべきときではない。全員がけがを治して出場できるようにするだけだ。」として答えを避けた。
胸にA.C.ミランのエンブレムの付いたジャケットに身をつつんだメンバーは、キャプテンのパオロ=マルディーニ[CB]、アレッサンドロ=ネスタ[CB]、現在セリエA得点王のアンドリー=シェフチェンコ[FW]、カフー[SB]、アンドレア=ピルロ[Volanch]、イバン=ジェンナロ=ガットゥーゾ[Volanch]、ジュゼッペ=パンカロ[DF]。到着ロビーにはファン約 100 名が出迎えた。宿舎となる横浜のホテルにバスで移動中この日のも練習することを決めたが、長旅の疲れを考慮して練中止とし、ホテルのジムでコンディション調整をするのみとした。 A.C.ミランはすでに ヨーロッパチャンピオンズリーグの1次リーグ突破を決めており、残りの選手とアンチェロッティ監督は12/ 9 ホームで最終戦となるセルタ戦を戦った後 12/11 に来日する予定。 尚、ネスタは 12/ 6 のエンポリ戦で右膝を負傷し、トヨタカップ出場は厳しくなっている。
尚、ボカは前日の 12/ 7、プリメーラ ディヴィシオンの最後の試合となるアウェーでのコロン戦はセーブして勝ちを譲り、11勝6分2敗、勝点39の優勝で今季を終えた。
以下、[ ]は国代表。
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