夏に第42回コパ アメリカ ヴェネズエラ大会、そして、南アフリカW杯の南米予選スタート!


アルジェリア戦[Neutral・国際A]
【日 時】2007/ 6/ 5(土)21:00(日本時間 翌 4:00)- 【会 場】Camp Nou, Barcelona, Epana
【主 審】Alfonso J. Alvarez IZQUIERDO[ESP] 【観 衆】17,000 人
FIFA
3位
1520pt.
アルゼンチン
前 半
アルジェリア
FIFA
65位
471pt.
後 半
1'C=TEVEZ[FW],54'・73'L=MESSI[FW],
56'E=CAMBIASSO[MF]







Goal


Shots(on Goal)



Ball Possession
Man of the match
9'Anthar YAHIA[DF],
42'Madjid BOUGUERRA[MF],
75'Nadir BELHADJ[DF]

55'Nadir BELHADJ[DF],
53'Medhi MENIRI[DF]



コパ アメリカに向けた最後のテスト マッチ!

 
テヴェス → 66'アイマール 
 D=ミリート → 60'クレスポ

メッシ
カンビアッソ
サネッティ
ピノラ     ガ ゴ →
46'マスチェラーノ
ブルディッソ → 46'L=ゴンサレス
G=ミリート   
アジャラ(C)
 
監督:アルフィオ=バシーレ

アボンダンシェリ
 
 ※ 後半、'ルチョ' ゴンサレス[MF]を右SHへ入れ、ブルディッソ[DF]を外してサネッティ[MF]を下げる。
 
試合展開
 17,000 人の観客の内、11,000 人がアルゼンチン ファンで占められる。
 クレスポ[FW]が練習時からスキンヘッドに。


 【前 半】
 試合開始早々、中央をドリブル突破するメッシ[FW]から前にパスを受けたD=ミリート[FW]が倒されてPK。替わったテヴェス[FW]がA=ハジャウィ[GK]と逆のゴール右にしっかりこれを決める。
 続いて、アルゼンチンはメッシ[FW]の中央右よりからのFKをゴール前のラインの左端のブルディッソ[DF]が飛び出してヘッドでゴール右隅に決めたが、オフ サイド。
 だが、9分、アルジェリアが右CKをゴール前のA=ヤヒア[DF]がヘッドで決めて同点、1−1。
 右をドリブルで上がったメッシ[FW]がゴールに迫るシーン。
 そして、アルジェリアは42分にPA外右からM=ボグエラ[MF]がFKを決める。ゴール前でD=ミリート[DF]が競り、右に跳んだアボンダンシェリ[GK]もボールに触れたが、ゴール左隅へ。アルジェリア逆転、1−2。

 【後 半】
 アルゼンチンの怒濤の反撃が始まる。テヴェス[FW]・メッシ[FW]とアルジェリア ゴールに迫って決定的なシーン。テヴェスはプレミアシップでの好調を反映。メッシのシュートはゴール右ポスト直撃。
 そして、54分、左のテヴェス[FW]からパスを受けてドリブルでゴールに迫るメッシ[FW]が倒されてPK。メッシが左脚でGKの逆を突いて左下隅に決め、アルゼンチンが2−2に追いつく。
 その2分後、右サイドを上がったサネッティ[MF]がいつものように相手DFと競りながらゴール前にクロスを上げ、上がっていたカンビアッソ[MF]が飛び上がってヘッドで合わせてゴール。アルゼンチン逆転、3−2。
 さらに、テヴェス[FW]がゴールに迫る決定的なシーン。この試合のテヴェスに足りなかったのは流れからのゴール シーンだけで、メッシ[FW]とのコンビネーションも好かった。
 73分、アルゼンチンは左のカンビアッソ[MF]から中央のメッシ[FW]→66分から入って攻撃の流れを作った左のアイマール[MF]→メッシ[FW]とパスをつなぎ、メッシが走り込んで、滑り込んだ相手GKの上を左脚で浮かしてこの日2点目のゴール。アルゼンチン4−2のリード。メッシ[FW]のドリブル ショーに地元ファンとアルゼンチン ファンは大歓喜。
 その後、アルジェリアのN=ベルハド[DF]にPA外右からの長い低いFKを直接 入れられて1点を返される。

 スイス戦(6/ 2)に続いてメッシ[FW]を1トップ下に置いた結果はメッシ自身の攻撃の幅を拡げた点で成功に思われる。だが、攻撃では司令塔不在で相手の懐に迫る場面が少なく、クレスポ[FW]もD=ミリート[FW]もCFは孤立気味。この試合では不在も同様のF=ガゴ[MF]、ゴール前の競り負けを続けたDF陣など守備面に不安を残した。第42回コパ アメリカ ヴェネズエラ大会は3週間後。
 バシーレ アルゼンチン、2勝2分2敗、得点7・失点9。アフリカ勢とは11勝2分1敗(1敗は 1990 W杯イタリア大会のカメルーン戦の0−1)
試合後のコメント
■アルフィオ=バシーレ監督[ARG]:前半は人々を退屈させた。後半、それが変わって、前へのプレスが始まった。主に'ルチョ' ゴンサレス[MF]とマスチェラーノ[MF]の働きだ。その時、チームのプレーが始まった。我々は偉大なプレーを観た。そして、その結果は非常に心地よいものであり得た。後半、チームは私を魅了した。彼らは美しさを呼び起こして、大変 好いプレーをした。


アルジェリア戦のニュース(2007/ 6/ 4 掲載、6/ 5 更新)
6/ 5
■亜紙「LA NACION」によれば、先発メンバーに変更の可能性あり。エルナン=クレスポ[FW]or ディエゴ=ミリート[FW]、カルロス=テヴェス[FW]or ハヴィエル=サヴィオラ[FW]、'ルチョ' ゴンサレス[MF]or ハヴィエル=マスチェラーノ[MF]、ガブリエル=エインセ[DF]or ハヴィエル=ピノラ[DF]。
■アルジェリア代表は試合の数時間前にフランスからチャーター機でバルセロナ入りする。選手23名中、国内リーグに所属する選手は8名で、他の選手はフランス・ドイツなどでプレー。
■アルフィオ=バシーレ監督(63)が午前の会見で先発はスイス戦(6/ 2)と同じメンバーになる見込みであることを明らかにした:
 「この選手らの進歩に従って(完成に)近づくことが必要だ。我々は最後の瞬間までチームを確かなものにすることを望んでいる。メンバーはまだ確定していないが、基本的には幾つかのバリエーションを持ちながら、先日(のスイス戦)と同じベースを使うことになる」
 このバルセロナ市内の Hotel Princess Sofia での会見にはリオネル=メッシ[FW]・ガブリエル=ミリート[DF]が同席。
 アルジェリア代表のシステムはアルゼンチン側の資料によれば4−4−2。アルゼンチン代表は過去アルジェリア代表との対戦はない。
 キック オフは 6/ 5 21:00(日本時間 翌 4:00)。

先発予想メンバー
 エルナン=クレスポ[Inter]、カルロス=テヴェス[West Ham]
 リオネル=メッシ[Barcelona]、エステバン=カンビアッソ[Inter]、'ルチョ' ルイス=ゴンサレス[Porto]、
 フェルナンド=ガゴ[Real Madrid]
 ガブリエル=エインセ[Manchester United]、 ガブリエル=ミリート[Real Zaragoza]、
 ロベルト=アジャラ[Valencia F.C.]、ハヴィエル=サネッティ[Inter]
 ロベルト=アボンダンシェリ[Getafe]

6/ 1
アルジェリア代表はアフリカ ネーションズ カップ 2008 予選でアウェーでカポベルデ諸島と対戦し、2−2。チーム状況は好いとは言えないが、グループ12まであるグループ リーグ(4チームによるH&A方式)のグループ8で2勝2分0敗の単独首位に立っている。
5/29
■AFA[アルゼンチン F.B.協会]は 6/ 5 の親善試合の相手をアルジェリアと正式に発表。会場はスペインのF.C.バルセロナ[ESP]のホーム スタジアムのカンプ ノウ。
 カンプ ノウでアルゼンチン代表は過去3回 試合をしており、1981/ 9/ 1 F.C.バルセロナ戦は0−1で負け、1982 年ベルギー代表に再び0−1で破れ、2004/12/29 カタルーニャ州選抜には0−3と勝利した。
5/18
■アルフィオ=バシーレ監督(63)は、今宵 Four Seasons Hotel での会見で、来月のコパ アメリカ ヴェネズエラ大会のテスト マッチとなるスイス戦(6/ 2)および第2戦(対戦相手未定 6/ 6)に招集する海外組の代表メンバー20名を発表した。
 長期故障から復帰したマキシミリアーノ=ロドリゲス[MF/Atletico de Madrid]はクラブに専念するためにコパ アメリカ行きの可能性は低いと見られ、今回は 'ルチョ'[MF]・グティエレス[MF]が招集された。ガゴ[MF]は短期の負傷明け。マスチェラーノ[MF]はA.C.ミラン[ITA]との UEFA チャンピオンズリーグ決勝(5/23)を控えている。初招集のハヴィエル=ピノラ[DF]はエインセ[DF]の控えとされる。同じく初招集のエセキエル=ガライ[DF]は前回のワールドユース選手権大会の優勝メンバー。
 尚、バシーレ監督は数名の代表スタッフと今日からヨーロッパへ視察の旅に出る。スペイン・イタリアを周り、コパ アメリカの準備に選手らの試合を観戦し、選手や所属クラブの首脳と接触する予定。
 レアル マドリード[ESP]への移籍話で連日メディアの注目を受けている帰省中のカルロス=テヴェス[FW/West Ham](23)は今週末までエセイサで練習を続け、ヨーロッパへ移動。代表キャップ27、得点4。

 以下、太字は 2006 W杯メンバー。
TD
 Alfio BASILE[AFA]
LA NACION
採 点
Ole
採 点
Posi.
No.
Name
Club
Birth
Height
Weight
FW
   Hernan CRESPO  Inter  1975/ 7/ 5
184
78
4
5
21
 Gabriel MILITO  Real Zaragoza  1984/ 2/ 5
169
73
4
5
11
 Carlos TEVEZ  West Ham  1984/ 2/ 5
169
73
5
5.5
 Javier SAVIOLA  Barcelona  1981/12/11
169
62
   
18
 Lionel MESSI  Barcelona  1987/ 6/24
170
65
8
9
MF
   Pablo AIMAR
 Real Zaragoza
 1979/11/ 3
170
62
評価なし
7
   'Lucho' Luiz GONZALEZ  Porto  1981/ 1/19
185
75
6
6.5
19
 Esteban CAMBIASSO  Inter  1980/ 8/18
177
78
6
7
 Jonas GUTIERREZ  Real Mallorca  1981/ 1/26
185
77
   
 
 Javier MASCHERANO  Liverpool  1984/ 6/ 8
178
77
6
7
5
 Fernando GAGO  Real Madrid  1986/ 4/10
178
65
4
3
DF
2
 Roberto AYALA
 Valencia  1973/ 4/12
177
75
4
4.5
15
 Gabriel MILITO  Real Zaragoza  1978/ 9/ 7
176
70
6
4
 Ezequiel GARAY  Real Racing Club  1986/10/10
186
87
   
   Gabriel HEINZE  Manchester United  1978/ 3/19
178
78
   
13
 Javier PINOLA  Nurnberg  1983/ 2/24
182
79
5
5
8
 Javier ZANETTI  Inter  1973/ 8/10
178
73
6
5.5
3
 Nicolas BURDISSO  Inter  1981/ 4/12
182
81
4
3
 Fabricio COLOCCINI  Deportivo la Coruna  1976/ 8/31
183
78
   
GK
1
 Roberto ABBONDANZIERI
 Getafe  1972/ 8/19
185
88
2
2
 Leonardo FRANCO  Atletico de Madrid  1977/ 5/20
188
79
   
 


スイス戦[Away・国際A]
【日 時】2007/ 6/ 2(土)20:30(日本時間 翌 3:30)- 【会 場】Saint Jacob, Basel, Swiss
【主 審】Domenico MESSINA[−] 【観 衆】−人
FIFA
21位
884pt.
スイス
前 半
アルゼンチン
FIFA
3位
1520pt.
後 半
64' M=STRELLER

48' P=DEGEN, 60' P=SENDEROS,
62' L=MAGNIN,80' B=HUGGEL



Goal
Shots(on Goal)



Ball Possession
Man of the match
49' C=TEVEZ

17' L=GONZALEZ, 88' P=AIMAR




コパ アメリカに向けた二連戦の第一弾!

 
テヴェス → 79'アイマール  
 クレスポ → 66'D=ミリート

メッシ
カンビアッソ
'ルチョ'ゴンサレス → 70'マスチェラーノ
エインセ     ガ ゴ
   サネッティ
G=ミリート   
アジャラ(C)
 
監督:アルフィオ=バシーレ

アボンダンシェリ
 
 ※ メッシ[FW]をトップ下に置いた司令塔なしの布陣。
   マスチェラーノ[MF]が入り、4−4−2へ。テヴェス[FW]は後半クレスポ[FW]と逆位置(?)。
   アイマール[MF]がトップ下に入り、メッシがトップに。

 
試合展開
 【前 半】
 前半のほとんどは土砂降りとなり、ピッチが滑りやすく、攻撃の脚を鈍らせた。
 28分、G=ミリート[DF]に決定的シーン。ヘッドでのシュートはポストに弾く。

 【後 半】
 4分、左からドリブルでPAまで上がったメッシ[FW]が左脚でゴール前に緩いクロスを上げると、マークを外したテヴェス[FW]が飛び込み様ヘッドで“ポップコーン ゴール”、ボールはネット左隅へ。0−1。
 アルゼンチン守備陣はスイスの突破を許さなかった。だが、64分、ゴール前にボールが入ってスイス選手がシュートする刹那、エインセ[DF]が膝で外に弾いたが、ゴール前のごちゃごちゃで出し切れず、M=ストレーラー[FW]の前にボールを落として、そのまま蹴りこまれた。1−1。
 その後、バシーレ監督は前回のチリ戦と同様に終盤4−4−2へシステムを変更。
 試合終了間際、カンビアッソがゴールを逃す。

 アルゼンチン代表はほとんどの時間ボールを支配して何度か決定機を作ったが、雨天も手伝って全体にまとまりを欠いた。初めてトップ下に入ったメッシは1アシストを決めたが、前線で浮く場面もあって今回のテストでは十分フィットしなかった。ガゴ[MF]・カンビアッソ[MF]も機能しなかった。
試合後のコメント
■A=バシーレ監督:「チャンスを得た時に少しアクセルを欠いたし、(0−1のまま)終わることが出来なかった。〜我々はプレーが足りなかったか、十分だったか、どちらだったか・・・我々は勝利に値したと思う」(ケーブル テレビ局「TyC Sports」の電話インタビュー)
 (別のインタビューで):「我々は5回ゴール チャンスがあった。スコアーは唯一のものだ。8〜10回はチャンスを作らねばならない。」


スイス戦のニュース(2007/ 5/16 掲載、6/ 3 更新)
6/ 1
■アルフィオ=バシーレ監督(63)が先発メンバーを発表した。システムは4−3−1−2。司令塔はなく、リオネル=メッシ[FW]が初めて1トップ下を務める。
 また、同監督はアルジェリア戦の先発はコパ アメリカに向けて他の選手を証明するために先発を変えるだろうと語った。

先発メンバー
 エルナン=クレスポ[Inter]、カルロス=テヴェス[West Ham]
 リオネル=メッシ[Barcelona]、エステバン=カンビアッソ[Inter]、'ルチョ' ルイス=ゴンサレス[Porto]、
 フェルナンド=ガゴ[Real Madrid]
 ガブリエル=エインセ[Manchester United]、 ガブリエル=ミリート[Real Zaragoza]、
 ロベルト=アジャラ[Valencia F.C.]、ハヴィエル=サネッティ[Inter]
 ロベルト=アボンダンシェリ[Getafe]

■アルゼンチンとスイスの試合は過去4回 行われ、アルゼンチンの3勝1分0敗。得点はアルゼンチン10、スイス1。
5/31
■この試合にリオネル=メッシ[FW]が先発する見込み。エルナン=クレスポ・カルロス=テヴェスの2トップの下にエンガンチェとして入る観測が報じられている。アルフィオ=バシーレ監督はパブロ=アイマール[MF]を起用せず、前回のフランス戦と同じく司令塔なしの布陣になる。但し、メンバーはなお流動的で、バーゼルに一番乗りして練習を行い、紅白戦でも好調をアピールしているハヴィエル=サヴィオラ[FW]の起用の可能性も高い。システムについては、亜スポーツ紙「Ole」はフランス戦と同じ4−4−2、亜紙「Clarin」は通常の4−3−1−2、と予想。
 この日の30分の練習試合でのメンバーは次の通りで、残りのメンバー9名は戦術的なテストのためのトレーナーによる妨害の練習を行った。
練習試合でのメンバー
 エルナン=クレスポ[Inter]、カルロス=テヴェス[West Ham]
 リオネル=メッシ[Barcelona]、エステバン=カンビアッソ[Inter]、'ルチョ' ルイス=ゴンサレス[Porto]、
 フェルナンド=ガゴ[Real Madrid]
 ガブリエル=エインセ[Manchester United]、 ガブリエル=ミリート[Real Zaragoza]、
 ロベルト=アジャラ[Valencia F.C.]、ハヴィエル=サネッティ[Inter]
 ロベルト=アボンダンシェリ[Getafe]

■スイス代表は昨年のドイツW杯では準優勝したフランスと同じグループ リーグを首位で通過し、決勝トーナメント一回戦でウクライナと0−0で引き分けてPKで大きく失敗して敗退。
 その後、リヒテンシュタインにアウェーで0−3、スイス4ヵ国トーナメントでヴェネズエラと1−0、コスタリカと2−0と連勝。続いて、オーストリアにアウェーで1−2で負け、バーゼルにベスト メンバーのブラジルを迎えて1−2で負け。今年になって、ドイツにアウェーで3−1で負け。3月のU.S.A.ツアーでは、ジャマイカに2−0で勝ち、コロンビアに1−3で負け。
 招集メンバーでは身長 195 cmのマルコ=ストレラー[FW/VfB Stutgart](25)が好調で、若手主体のチーム。システムは4−4−2が中心。
 股関節の手術のため
欠場となったアレクサンデル=フレイ[FW/Borussia Dortmund](27)は「スイス代表チームはドイツW杯の後、守備の問題を解消できていない」としてアルゼンチンが簡単に勝つ可能性が高いとして、1−3の結果を予想。
5/29
■昨日スイス バーゼル市でのキャンプをスタートさせたアルゼンチン代表は招集を受けた20名の選手がすでに合流。冬のような寒さのトレーニング フィールドで、ピッチの半分を使った10対10に分かれての試合形式の練習などを行った。サヴィオラ[FW]が3ゴール、トップ下に入ったメッシ[FW]が1ゴールを決めた。
 尚、ファブリシオ=コロッチーニ[DF/Deportivo la Coruna]は初の代表招集を受けていたエゼキエル=ガライ[DF/Racing Santander]に替わっての追加招集。

練習での組み分け
[Aチーム]エルナン=クレスポ[Inter]、ハヴィエル=サヴィオラ[Barcelona]
      リオネル=メッシ[Barcelona]、エステバン=カンビアッソ[Inter]、
      'ルチョ' ルイス=ゴンサレス[Porto]、フェルナンド=ガゴ[Real Madrid]
      ガブリエル=ミリート[Real Zaragoza]、ロベルト=アジャラ[Valencia F.C.]、
      ファブリシオ=コロッチーニ[Deportivo la Coruna]
      レオナルド=フランコ[Atletico de Madrid]
[Bチーム]ディエゴ=ミリート[Real Zaragoza]、カルロス=テヴェス[West Ham]
      パブロ=アイマール[Real Zaragoza]、ホナス=グティエレス[Real Mallorca]、
      ハヴィエル=サネッティ[Inter]、ハヴィエル=マスチェラーノ[Liverpool]
      ハヴィエル=ピノラ[Nuremberg]、ガブリエル=エインセ[Manchester United]、
      ニコラス=ブルディッソ[Inter]
      ロベルト=アボンダンシェリ[Getafe]

5/28
■スイス戦(6/ 2 15:30)・アルジェリア戦(6/ 5)に備えたアルゼンチン代表のキャンプがスタートした。今日までにスイス バーゼル市に選手10名が集合。気温10度の肌寒い雨の中、スイス戦の会場近くの Saint Jakobs のスポーツ フィールドで、ボール メニューなどの練習を行った。明日には全ての選手が揃う予定。集合している選手は次の通り:
 リオネル=メッシ[FW]、ハヴィエル=サヴィオラ[FW]、カルロス=テヴェス[FW]、'ルチョ' ゴンサレス[MF]、フェルナンド=ガゴ[MF]、ハヴィエル=マスチェラーノ[MF]、ガブリエル=エインセ[DF]、ハヴィエル=ピノラ[DF]、追加召集を受けたファブリシオ=コロッチーニ[DF]、ロベルト=アボンダンシェリ[GK]
 これまでコパ アメリカに臨む代表メンバーについてはブエノス アイレスのエセイサでのキャンプ状況からアルゼンチン国内でプレーする選手が中心と見られていたが、アルゼンチン メディアは今回 招集を受けた選手が中心になるとの見方を採っており、今回の20名の70%はヴェネズエラに行くものとしている。長期故障から復帰したばかりでアルフィオ=バシーレ監督のリストからは外れているマキシミリアーノ=ロドリゲス[FW/Atletico de Madrid]も代表入りの可能性が高くなっていると報じている。
5/25
■スイス代表のヤコブ=クーン監督が代表メンバー20名を発表。内、ブンデス リーガでプレーする選手が最多で7名。
5/18
■スイス戦(6/ 2)に続いて 6/ 6 に計画を進めているテスト マッチの相手はアルジェリア(France)、セルビア モンテネグロ(Beograd)、カタルーニャ州(Barcelona, Camp Nou)の3つに絞られている。
 →
AFA[アルゼンチン F.B.協会]のスポークスマンによれば、会場はカンプ ノウで決定の模様。


■アルフィオ=バシーレ監督(63)は、今宵 Four Seasons Hotel での会見で、来月のコパ アメリカ ヴェネズエラ大会のテスト マッチとなるスイス戦(6/ 2)および第2戦(対戦相手未定 6/ 6)に招集する海外組の代表メンバー20名を発表した。
 長期故障から復帰したマキシミリアーノ=ロドリゲス[MF/Atletico de Madrid]はクラブに専念するためにコパ アメリカ行きの可能性は低いと見られ、今回は 'ルチョ'[MF]・グティエレス[MF]が招集された。ガゴ[MF]は短期の負傷明け。マスチェラーノ[MF]はA.C.ミラン[ITA]との UEFA チャンピオンズリーグ決勝(5/23)を控えている。初招集のハヴィエル=ピノラ[DF]はエインセ[DF]の控えとされる。同じく初招集のエセキエル=ガライ[DF]は前回のワールドユース選手権大会の優勝メンバー。
 尚、バシーレ監督は数名の代表スタッフと今日からヨーロッパへ視察の旅に出る。スペイン・イタリアを周り、コパ アメリカの準備に選手らの試合を観戦し、選手や所属クラブの首脳と接触する予定。
 レアル マドリード[ESP]への移籍話で連日メディアの注目を受けている帰省中のカルロス=テヴェス[FW/West Ham](23)は今週末までエセイサで練習を続け、ヨーロッパへ移動。代表キャップ27、得点4。

 以下、太字は 2006 W杯メンバー。★はA代表初招集。
TD
  Alfio BASILE[AFA]
LA NACION
採 点
Ole
採 点
Posi.
No.
Name
Club
Birth
Height
Weight
FW
9
 Hernan CRESPO  Inter  1975/ 7/ 5
184
78
4
4
 Gabriel MILITO  Real Zaragoza  1984/ 2/ 5
169
73
評価なし
5
11
 Carlos TEVEZ  West Ham  1984/ 2/ 5
169
73
6
7.5
 Javier SAVIOLA  Barcelona  1981/12/11
169
62
   
18
 Lionel MESSI  Barcelona  1987/ 6/24
170
65
7
7.5
MF
   Pablo AIMAR
 Real Zaragoza
 1979/11/ 3
170
62
評価なし
評価なし
22
 'Lucho' Luiz GONZALEZ  Porto  1981/ 1/19
185
75
5
4.5
19
 Esteban CAMBIASSO  Inter  1980/ 8/18
177
78
5
6.5
 Jonas GUTIERREZ  Real Mallorca  1981/ 1/26
185
77
   
 
 Javier MASCHERANO  Liverpool  1984/ 6/ 8
178
77
評価なし
6
5
 Fernando GAGO  Real Madrid  1986/ 4/10
178
65
5
4
DF
2
 Roberto AYALA
 Valencia  1973/ 4/12
177
75
6
6
15
 Gabriel MILITO  Real Zaragoza  1978/ 9/ 7
176
70
7
7
★Ezequiel GARAY  Real Racing Club  1986/10/10
186
87
   
6
 Gabriel HEINZE  Manchester United  1978/ 3/19
178
78
5
4
★Javier PINOLA  Nurnberg  1983/ 2/24
182
79
   
8
 Javier ZANETTI  Inter  1973/ 8/10
178
73
5
5.5
 Nicolas BURDISSO  Inter  1981/ 4/12
182
81
   
 Fabricio COLOCCINI  Deportivo la Coruna  1976/ 8/31
183
78
 
 
GK
1
 Roberto ABBONDANZIERI
 Getafe  1972/ 8/19
185
88
6
6
 Leonardo FRANCO  Atletico de Madrid  1977/ 5/20
188
79
   
5/16
■スイス代表キャプテンのアレクサンデル=フレイ[FW/Borussia Dortmund](27)がアルゼンチン戦(6/ 2)を欠場。股関節の手術を受け、復帰まで4ヵ月ほどの見込み。フレイは今季ブンデス リーガ32試合で16ゴールを挙げて、ボルシア ドルトムントの得点頭。
 


チ リ 戦[Home・国際A]
【日 時】2007/ 4/18(水)21:30(日本時間 翌 9:30)- 【会 場】Malvinas Argentinas, Mendoza, ARGENTINA
【主 審】Martin Vazquez[URU] 【観 衆】60,000人
FIFA
2位
1594pt.
アルゼンチン
前 半
チ リ
FIFA
37位
696pt.
後 半


15' J=SOSA, 18' C=LEDESMA, 69' E=TOZIO



Goal
Shots(on Goal)


Ball Possession
Man of the match

−G
11' G=FIERRO, 20' A=VIDAL , 52' S=ROCCO



コパ アメリカに臨む国内組代表のテストマッチ第一弾!
テイク オフならず


 
パヴォーネ    
パラシオ→ 63'ラヴェッシ

モンテネグロ → 63'カルドソ
ソーサ → 83'P=レデスマ
ベルスキ → 83'ポンシオ
ボッティネリ  
C=レデスマ
  イバーラ(C)
ディアス     
    トゥッシオ
監督:アルフィオ=バシーレ

カリーソ
 
 ※ 終盤、L=ポンシオが入ってC=レデスマとの2ボランチになり、4−4−2に。


A=サンチェス → 73'R=モヤ
    H=スアソ

J=ヴァルディヴィア(C)
M=イトゥーラ → 62'P=メデル
G=フィエーロ
A=ヴィダル  
A=サンウエサ
  B=リエーロフ
M=リッフォ    
     S=ロッコ
監督:ネルソン=アコスタ

M=ピント
 
 
試合展開
 アルゼンチン サポーターは 42,000 人。

【前 半】

【後 半】
 アルゼンチンは機能せず、GKカリーソが片手一本で凌ぐシーンも。
試合後のコメント
■A=バシーレ監督[ARG](MENDOZA 市で会見を開いて):「この試合は何と言っていいか・・・悪かった。最初の20分が試合の best で、後半はボールが相手守備を超えるのも、アウトサイドからの攻めるのも Bassoon(= 低調?)だった。この90分、どうしてギャンブルしたと言えるだろうか。(まだその時ではないが)ヨーロッパに行ってヨーロッパでプレーする選手たちと合わなければならない。〜」

■N=アコスタ監督[CHI]:「(試合に十分な準備が出来ず、選手の確保も充分ではなかったが)我々はよくプレーしたと思う。アルゼンチンはダイナミズムも試合運びも本来とは別物で、最初の20分を我々に費やしたが、その後は我々は応じることが出来た。」

■亜スポーツ紙「Ole」はJ=R=リケルメ[MF]不在で、J=S=ヴェロン[MF]もおらず、口笛を吹ける者がいなかったと指摘。


チリ戦のニュース(2007/ 4/18 掲載、4/19 更新)
4/18
■両代表は過去73回 対戦し、アルゼンチンの49勝19分5敗。チリとの国境に近い同地では 1980/ 9/19 にも対戦しており、アルゼンチンが勝利している。
 尚、この夏の第42回コパ アメリカ ヴェネズエラ大会のグループ リーグで、アルゼンチンはグループC、チリはブラジル他と同じグループBに属する。
 また、チリはこの秋から始まる南アフリカW杯 南米予選の最初の相手である。

■正GKと見られていたオスカル=ウスタリ[GK]が左膝を打撲して出場が微妙となり、バシーレ監督は急きょ控えGKにサン ロレンソ正GKのアグスティン=オリオン(22)を追加招集した模様。
 → ウスタリは診断の結果、全治15日。
 SUB-20 代表のCB、グスタヴォ=カブラル[DF/Racing Club]も追加招集されている。
 また、マウロ=サラテ[FW]・エルナン=ペジェラーノ[DF]はコパ リベルタドーレスを優先して欠場。この日は
FIFA[国際F.B.連盟]が定めた国際マッチ デーではないたため、クラブに拒否権がある。
4/17
■アルゼンチン代表一行は搭乗機のフライトが遅れて 23:40 にメンドーサ市へ到着。
 この試合でAFA[アルゼンチン F.B.協会]が受け取る報酬は 738,000 ドルと報じられている。
4/16
ファン=セバスチャン=ヴェロン[MF]が欠場に。右脚を負傷したもので、チーム ドクターが検査の結果 判断した。6月にバイエルン ミュンヘン[GER]への移籍が決まっているホセ=ソサ[MF]が代わりを務める見通し。
 また、今週末リーヴェル プレートとのスーペル クラシコでゴールを決めたパブロ=レデスマ[MF]を追加招集。

4/15
■チリ代表が漸く合同練習を開始。
4/13
■'ココ' アルフィオ=バシーレ監督(63)が代表メンバー21名を発表。エセイサのAFA[アルゼンチン F.B.協会]の練習施設で合宿を行ってきたメンバーと同じ全員 国内組で、ファン=セバスチャン=ヴェロン[MF]は3年5ヵ月振りの代表復帰。代表復帰に前向きな発言をし始めたファン=ロマン=リケルメ[MF/Boca Juniors](28)の名前はない。現時点では、コパ アメリカはヴェロン、南アフリカW杯 南米予選はリケルメで戦う様子が窺える。
4/12
■チリ代表のネルソン=アコスタ監督が代表メンバー17名を発表。全員 国内組で、内、主力となるコロコロ[CHI]のメンバーが6名。

 以下、太字は 2006 W杯メンバー。★はA代表初招集。
TD
  Alfio BASILE[AFA]
LA NACION
採 点
Ole
採 点
Posi.
No.
Name
Club
Birth
Height
Weight
FW
   Rodrigo PALACIOS  Boca Juniors  1982/ 5/ 2
175
67
5
4
  ★Mariano PAVONE  Estudiantes de L.P.  1982/ 5/27
180
76
4
4
  ★Mauro ZARATE  Velez Sarsfield  1987/ 3/18
176
76
   
  ★Ezequiel LAVEZZI  San Lorenzo  1985/ 5/ 3
173
71
評価なし
評価なし
MF
  ★Agustin PELLETTIERI
 Lanus
 1983/ 9/10
173
69
   
   Fernando BELLUSCHI  River Plate  1981/ 1/19
185
75
4
6
   Leonardo PONZIO  River Plate  1982/ 1/29
176
75
評価なし
評価なし
  ★Cristian LEDESMA  San Lorenzo  1978/11/29
178
72
4
5
   Daniel MONTENEGRO  Independiente  1979/ 3/28
172
76
5
5
  ★Neri CARDOZO  Boca Juniors  1986/ 8/ 8
172
68
評価なし
5
   Jose SOSA  Estudiantes de L.P.  1984/ 2/ 5
179
71
5
5
   Juan Sebastian VERON  Estudiantes de L.P.  1975/ 3/ 9
186
80
   
  ★Pablo LEDESMA  Boca Juniors  1984/ 2/ 4
175
71
評価なし
5
DF
   Hugo IBARRA
 Boca Juniors  1974/ 4/ 1
171
74
5
6
   Daniel DIAZ  Boca Juniors  1979/ 7/13
182
80
5
7
  ★Paulo FERRARI  River Plate  1982/ 1/ 4
169
66
   
   Eduardo TUZZIO  River Plate  1974/ 7/31
182
82
5
4.5
  ★Hernan PELLERANO  Velez Sarsfield  1984/ 6/ 4
183
72
   
  ★German RE  Newell's Old Boys  1981/11/ 2
180
77
   
  ★Jonathan BOTTINELLI  San Lorenzo  1984/ 9/ 4
180
73
5
6
  ★Gustavo CABRAL  Racing Club  1985/ 1/ 5
184
78
   
GK
  ★Juan Pablo CARRIZO
 River Plate  1984/ 5/ 6
187
87
7
8
 Oscar USTARI  Independiente  1986/ 7/ 3
184
82
   
★Agustin ORION  San Lorenzo  1981/ 7/26
       
 


フランス戦[Away・国際A]
【日 時】2007/ 2/ 7(水)20:00(日本時間 翌 5:00)- 【会 場】le Stade de France, Saint Denis, Paris
【主 審】Damir SKOMINA[Slovenia] 【観 衆】79,862人
FIFA
4位
1523pt.
フランス
前 半
アルゼンチン
FIFA
3位
1551pt.
後 半


42' W=SAGNOL, 89' N=ANERKA


Goal
Shots(on Goal)


Ball Possession
Man of the match
14' J=SAVIOLA

19' R=AYALA, 42' G=HEINZE, 86'J=GUTIERREZ


ドイツW杯準優勝のフランスをパリで shut out!
絶好調サヴィオラのゴールでバシーレ初勝利!

 
クレスポ → 78'D=ミリート 
 サヴィオラ → 83' アグエロ
カンビアッソ     
      サネッティ
ガ ゴ   
 L=ゴンサレス → 77'グティエレス
エインセ         
        ブルディッソ
G=ミリート  
  アジャラ(C)

監督:アルフィオ=バシーレ

アボンダンシェリ
 
 ※ 司令塔はなし。
 ※ 4−1−3−2から終盤4−2−2−2へ。つまり、ガゴの1ボランチ(前寄りのG=ミリートがカバー)に、OHにカンビアッソ・'ルチョ' ゴンサレス・サネッティを並べた形から、グティエレスを左のOHに入れ、カンビアッソが下がって右のガゴとダブル ボランチに。起用できる選手によって効果的に形を変えた。


D=トレゼゲ → 72' N=アネルカ 
   T=アンリ
F=マルダ → 47' S=ゴヴ 
      F=リベリィ
C=マケレレ → 88' シセ 
 P=ヴィエラ(C)
E=アビダル         
   W=サニョル → 47' F=クレール
J=エスキュデ    
    S=スキラッチ

監督:レイモンド=ドメネク

G=クーペ
 
 
試合展開
 スタット ド フランスはフランス代表史上最高記録となる約8万人の観客で上段まで埋め尽くされ、完全アウェー状態。
 スタンドにはAFA[アルゼンチン F.B.協会]のフリオ=グロンドーナ会長と夫人?の姿も。
 バシーレ監督は茶のコートを着込んで白いマフラー姿でベンチから出て指揮。

【前 半】
 14分、アルゼンチンは右サイドを駆け上がったサネッティ[MF]が中央のサヴィオラ[FW]とワン・ツー。サヴィオラが囲まれた状態から右足のラボーナで右前方に大きくボールを返すと、コーナー間際に走り込んだサネッティがゴール前に戻し気味にラスト パス。これを詰めていたクレスポが鋭く蹴りこみ、クーペ[GK]が前に大きく弾いたボールを再びサヴィオラ[FW]が左脚で蹴りこんだ。アルゼンチン、先制! アルゼンチンらしい美しいショート パスによるコンビネーション! サヴィオラ、天を指さすお馴染みのポーズ。代表11ゴール目。してやられた顔のクーペ。
 フランスはリベリー[MF]を起点に中盤を制して反撃に出る。
 30分、左のタッチ ライン際の 'ルチョ' が右のサヴィオラとのワン・ツーから中央をフリーで飛び出したクレスポに長いラスト パス。絶好のチャンスだったが、完全にオフサイド。
 42分、フランスのサニョル[DF]がボールを持ったエインセ[DF]を手で弾き倒す。立ち上がりざまサニョルの腕を軽く払ったエインセ共々。すでにエキサイト気味。
 終了間際、フランスはトレゼゲ[FW]にボールが出てゴールへ放り込むが、アボンダンシェリ[GK]がブロック。

【後 半】
 クレスポが左サイドから珍しく狙ってミドル シュートを蹴るが、クーペが横に弾く。
 70分を過ぎて両チーム次々に攻撃の選手を繰り出す。アルゼンチンはグティエレス[MF]が入ってガゴに続いて代表デビューとなり、トップの2人もD=ミリートとアグエロに入れ変わって追加点を奪いにいく。
 その前に、トレゼゲはほとんどパフォーマンスを発揮できないまま、うなだれてベンチへ下がる。
 アルゼンチンのキレのある守りを崩せないレイモンド=ドメネク監督はラスト数分にボランチのマケレレ[MF]を下げてトップにシセ[FW]を加えて最後の賭けに出るが、成果なし。
 試合終了間際、トレゼゲに替わって入っていた個性の強いアネルカ[FW]とアルゼンチンDF陣がフランス ゴール前でしばし揉める。両チーム、親善試合とは思えないほどヒート アップ。
 タイムアップ。
試合後のコメント
■A=バシーレ監督[ARG](エセイサ国際空港に帰還して):「選手らの(戦いへの)姿勢に満足している。集中して手抜きしたところがなかったし、我々に対してゴールを生み出す状況を作らせなかった。あとは、ボールの送りと相手のスペースを潰すことに改善がいる。」
 選手らの負傷によるチームの危機に際して、練習は選手らと顔と顔をつき合わせて選手の手を取って指導したと語った。
■R=アボンダンシェリ[GK/ARG]:「我々には勝利が必要だったし、それを手に入れた。我々は徹頭徹尾 指示に忠実だったが、チームで最もポイントが高かったのはディフェンスだったと信じる。〜心から我々は大変 好かったし、(ディフェンスの)4人は完璧に(やるべきことを)理解していた。それに加えて、我々は決して指示を失わなかったし、‘ココ'が要求した通りボールをコントールした。」

■R=ドメネク監督[FRA]:「アルゼンチンのディフェンスのクオリティを強調することが必要だ。その技術的なクオリティが特筆されるだろうが、今日は彼らはディフェンスが非常によかった。そして、最後の勝利のジェスチャーをすることが出来た。」
 別のコメント:
「敗れたが、チームには幾つか好い点もあった。選手らは連携して何度も打開を試みた。バイタル エリアでのラスト パスやシュートでミスがあったに過ぎない。敗北の時には対戦したのがどんな相手だったのかを考慮する必要がある。アルゼンチンは強敵だ。
  同監督は代表戦35回を戦って3敗目を喫した。  
■キャプテンのP=ヴィエラ[MF/FRA]:「好い試合だった。相手は非常に強く、我々がこれまで対戦してきたほとんどのチームより強固で技術力にも優れたチームだった。結果は少し残念だが、全体的には好い点もあった。」
 別のコメント:「アルゼンチンは1インチもスペースを与えてくれず、息つく間もなくボールを奪いに来た。」
■ダビド=トレゼゲ[FW/FRA]:「結果はともかく、アルゼンチンと試合が出来て光栄だ。この対戦を長い間 待っていた。」


フランス戦のニュース(2007/ 1/23 掲載、2/ 9 更新)
2/ 8
■試合を終えて、アルゼンチン代表の選手・スタッフらはそれぞれ夜中から帰還の途に着いた。
2/ 7
■アルゼンチンがパリでフランスに勝利したのは 1978/ 5/18 の試合まで遡り、マリオ=ケンペス[FW]のゴールで0−1でアルゼンチンが勝利。その後、1978/ 6/ 6 アルゼンチンW杯でも対戦し、アルゼンチンがダニエル=パサレラ[DF]・レオポルド=ルケ[FW]のゴールで2−0で勝っている。だが、D=マラドーナ時代の 1986 年には破れており、フランス戦はそれ以来となる。
 尚、アルゼンチン vs.フランス戦は年内にもう一度 行われる予定。
2/ 6
■明日 17:00(アルゼンチン時間)Saint Denis の le Stade de France でキックオフ。
 アルフィオ=バシーレ監督(63)が朝 先発メンバーを明らかにした。

先発メンバー
【FW】H=CRESPO, J=SAVIOLA
【MF】'Lucho'GONZALEZ, E=CAMBIASSO, F=GAGO, J=ZANETTI
【DF】G=HEINZE, G=MILITO, R=AYALA, N=BURDISO
【GK】R=ABBNDANZIERI
 ※ 非常事態の布陣。バシーレ監督の説明によればフォーメーションは4−4−2で、エンガンチェは置かず、4人の中盤でボールをハンドリングする。初招集・初出場となるF=ガゴ[MF]は復調。4バックでは初めてJ=サネッティ[DF]を中盤の右に配置し、右DFにはドイツW杯でホセ=ペケルマン前監督が採ったのと同じくCBのN=ブルディッソを当てた。

■フランス代表のレイモンド=ドメネク監督が練習を終えた夕方 先発メンバーを発表した。

先発メンバー
【FW】D=TREZEGUET, T=HENRY
【MF】F=MALOUDA, P=VIEIRA, C=MAKELELE, F=RIBERY
【DF】E=ABADAL, J=ESCUDE, S=SQUILLACI, W=SAGNOL
【GK】G=COUPET
 ※ 昨年のドイツW杯のフォーメーション4−2−3−1から変更。DF陣に負傷者が相次いで、CBはレギュラーが不在。リリアン=テュラム[DF]はベンチ入りするが、ふくらはぎの負傷が回復しておらず、同監督によれば「奇跡がない限り試合には出ない。」 また、ジェレミー=トゥララン[MF]は欠場。
2/ 5
■パブロ=アイマール[MF]・アルド=ドゥシェル[MF]が離脱し、追加招集もない状況で、アルゼンチン メディアもアルフィオ=バシーレ監督(63)がどんなチームを組んで戦うのか掴めていない。中盤は残り5人で、加えて、初招集のフェルナンド=ガゴ[MF/Real Madrid]もプレー出来るまでには右脚の状態が戻っていないとも報じられている。トップ下は1人の場合は 'ルチョ' ゴンサレス[MF]ではなくセルヒオ=アグエロ[FW]が入って実質3トップとなる可能性も予想されている。バシーレ監督は追加招集が予想されたアンドレス=ダレッサンドロ[MF/Real Zaragoza]については会見でも言及していない。
 現状、アルゼンチン メディアで予想されているアルゼンチン代表の先発(4−3−1−2)は次の通り:
【FW】H=CRESPO, J=SAVIOLA
【MF】'Lucho'GONZALEZ or S=AGUERO,
    E=CAMBIASSO, F=GAGO or L=SOMOZA, 'Lucho'GONZALEZ or J=GUTIERREZ
【DF】G=HEINZE, G=MILITO, R=AYALA, J=ZANETTI
【GK】R=ABBONDANZIERI

■アルフィオ=バシーレ監督(63)が午前パリ市内で会見を開いた:
 「フランス代表はヨーロッパF.B.に影響を持って、いつも試合で目にすることが出来る選手を持つことが出来る。レイモンド=ドメネク監督は昨年のドイツW杯で決勝に残ったチームのスキームを維持している。それはチームが完成していることを意味する。〜」と指摘。フランス代表と試合をする目的は(ブラジル戦・スペイン戦と同様に)チーム レベルの改良にあり、「(アルゼンチン代表には)もっと時間が必要で、望ましいチームとしてまとまるために練習が必要だ。」と現状を語った。また、ディエゴ=ミリート[FW]の近年の成長と活躍を賞賛した。
 同席したキャプテンのロベルト=アジャラ[DF](33)もコメント:
 フランス代表の注意すべきとしてカウンター パートとなるティエリー=アンリ[FW]の名を挙げ、「試合を決してしまう唯一の選手。だから、特別な注意が必要だ。」と指摘。また、この夏のコパ アメリカ ヴェネズエラ大会が代表としての花道となるのではとの見方にはこれを否定。「one more an oppotunity. フォームを維持している時はいつでも代表入りに挑戦していく。」と南アフリカW杯への意欲を示した。尚、アジャラはこの試合に出場すると、代表キャップ数がディエゴ=シメオネ(エストゥディアンテス デ L.P.監督 1988 - 2002)の記録を抜いてアルゼンチン歴代最多の107となる。

フランス代表のDF陣に負傷者続出。レイモンド=ドメネク監督はドイツW杯でリリアン=テュラム[DF/Barcelona]と鉄壁のCBを組んでいたウィリアム=ギャラス[DF/Arsenal]が負傷したためフィリップ=メクセス[DF/Roma]を招集していたが、これも代表合流後に第五中足骨の炎症が思わしくないことが確認されてメンバーを離脱。マシュー=フラミニ[MF/Arsenal](22)・ジュリアン=ロドリゲス[DF/Olympique de Marseille](27)を追加招集した。共に代表初招集。ジャン-アラン=ブームソン[DF/Juventus]は故障中で招集されていない。
 さらに今回のメンバーでは、守備の要のL=テュラムがふくらはぎを負傷しており、セバスチャン=スキラッチ[DF/Olympique Lyonnais]も負傷を抱えて、共に出場が微妙。2/ 4 の試合ではエリック=アビダル[DF/Juventus]も負傷して途中交替している。

■フランス代表FWダヴィド=トレゼゲ[Juventus](29)は初めて母国アルゼンチンとの一戦を迎える。亜スポーツ紙「Ole」のインタビューに「もしゴールを決めてもオレ知らないってことで。(笑) 友達らはアルゼンチンに勝って欲しいって言っているよ。」と陽気に答えている。
 トレゼゲはゴンサロ=イグアイン[FW]のケースと同じく、両親共にアルゼンチン人で、サッカー選手だった父親のホルヘ(父親の名前も同じ)がフランスでプレーしていた時に同地のルーアンで生まれた。2歳でアルゼンチンに戻って成長すると、17歳でC.A.プラセンテでプロ デビュー。出場機会は2年間で僅か5試合で、1995 年ASモナコ[FRA]に移籍して花 開いた。ユヴェントスで 2001-2002 セリエA得点王、2001-2002 セリエA年間最優秀選手。そして、国代表としては、「成功するにはチャンスが大切だと思った。」とフランスを選択して20歳でデビュー(1998/ 1/28 スペイン戦)。以後、W杯には優勝したフランス大会・日韓大会・ドイツ大会、ヨーロッパ選手権も優勝した 2000 年ベルギー&オランダ大会、2004 年ポルトガル大会と全てに出場。2000 年のヨーロッパ選手権 決勝では延長でゴールデン ゴールを決めてフランス最強時代を演出したが、ドイツW杯決勝のPK戦ではチームで唯一ゴールを外して失意に終わった。国籍はフランス・アルゼンチンの両方を持つ。
 フランス代表では2トップを組む場合ティエリー=アンリ[Arsenal]とのコンビネーションは何故か悪く、ドイツW杯から控えに回ることが多くなっている。代表として奪ったゴールは34で、現役ではアンリの39に続く。

■アディダスのシャンゼリゼ店で 11/30 から選手らのサイン会が開かれた。出席したのは、アルゼンチン代表のハヴィエル=サヴィオラ[FW]・エステバン=カンビアッソ[MF]、フランス代表のパトリック=ヴィエラ[MF/Inter](キャプテン)・ジブリル=シセ[FW/Olympique de Marseille]。アディダスは両チームの用具スポンサーとなっている。

2/ 4
アルド=ドゥシェル[MF/Deportivo la Coruna](27)が左脚のオーバーロードより代表メンバーを離脱。パブロ=アイマール[MF/Real Zaragoza]に続いて2人目の脱落で、中盤は5名で戦うことになる。計19名。
 アルゼンチン代表は 9:30〜15:30(ヨーロッパ中央時間)練習を行う予定。
2/ 3
■ボランチの第一候補はフル代表初招集のフェルナンド=ガゴ[MF/Real Madrid](20)になる見込み。1週間前に傷めた右脚の筋肉の回復が不安視される場合はレアンドロ=ソモサ[MF/Villarreal C.F.](26)に替わると見られる。
 各選手は 2/ 5 フランスのパリに集合する予定。
 → 2/ 4、すでにアルゼンチン選手13名が宿舎となるパリの Hotel Evergreen Laurel de Paris に到着。
2/ 1
■アルフィオ=バシーレ監督(63)が選手らの招集具合と訪問中のスペインでの段取りに困惑している様子。第一に、試合をフランスで行うため、トルネオ クラウスーラ[後期選手権]に入って48時間しか自由にならない国内組を使えない。「これは私のチームじゃない。私が唯一の監督である限り。」とメディアの記者に漏らしている。

フランス代表のレイモンド=ドメネク監督が代表メンバー22名を発表した。
【FW】ティエリー=アンリ、ダビド=トレゼゲ(昨年11月に左大腿を負傷して戦線離脱し、代表復帰)、ジブリル=シセ(脚の骨折からドイツW杯出場を逃し、8ヵ月ぶりで代表復帰)、ニコラ=アネルカ、フランク=リベリーなど7人を集める
【MF】クロード=マケレレ、パトリック=ヴィエラなど4名
【DF】リリアン=テュラム、ウィリー=サニョルなど9名。負傷したウイリアム=ギャラスに替わってフィリップ=メクセスを招集
【GK】グレゴリー=クーペなど2名
 いつものようにベスト メンバーを揃えた。内、オリンピック リヨン[FRA]の選手が最多の7名を占める。
 また、同監督は「アルゼンチンは同じレベルのチームを2つか3つ作れるほど豊富なタレントを持っている。」と評し、「我々はそのようなライバルとたくさんの試合をする必要があるのだ。」とフランスでの会見で語った。
 ヨーロッパはすでにユーロ 2008 オーストリー&スイス大会の予選に入っており、フランスは現在3位イタリア・同首位スコットランド・同4位ウクライナなどと同じ最難関のグループに属して得失点差1で首位を追走(3勝0分1敗。1敗はアウェーでのスコットランド戦の1−0で、イタリアにはホームで3−1で勝利)。3/24 に第4節リトアニア戦を控えており、実戦態勢。

1/29
■フェルナンド=ガゴ[FW/Real Madrid](20)が右脚の筋肉を傷めているが、単にオーバーロードによるものと解り、試合参加できる見通し。
1/28
■フェデリコ=インスーア[MF]に替わる司令塔として招集を受けているパブロ=アイマール[MF/Real Zaragoza](27)が左膝を捻挫。リーガ エスパニョーラ第20節デポルティヴォ ラ コルーニャ[ESP]戦で激しい痛みを訴えて64分にベンチに退いた。アイマールは昨年10月・12月にも同箇所を捻挫し、今回の初診では新たな捻挫が確認された。
 → 内側側副腎帯を傷めていることが明らかになり、全治3週間〜1ヵ月。代表メンバーを離脱。

1/26
■アルフィオ=バシーレ監督(63)が招集した選手らの試合を視察にスタッフらとヨーロッパへ出発した。マドリードに到着して、スペイン・イタリアの後、ドイツ・フランスにも脚を運ぶ。
 エセイサ国際空港でのインタビューでは、選手らとは一緒に風呂に入り、食事をし、コミュニケーションを測るとした。また、ゴンサロ=イグアイン[FW/Real Madrid](19)のアルゼンチンへの国籍変更に伴う代表招集については言及を避け、「自分のプレッシャーになっている選手だ。騒がないことが必要だ。」と語った。
 帰国せずにそのまま試合会場のフランスへ移動する。

1/23
■'ココ' アルフィオ=バシーレ監督(63)が代表メンバー21名を発表。
 コパ アメリカの強化試合と見られたが、全員ヨーロッパ組で占められた。
 代表メンバーの多くが長期故障の状況にある:カルロス=テヴェス[FW/West Ham United]、リオネル=メッシ[FW/Barcelona]、マキシミリアーノ=ロドリゲス[FW/Atletico de Madrid]、ファン=パブロ=ソリン[MF/Hamburger SV]、パブロ=サバレタ[MF/Espanyol]、ゴンサロ=ロドリゲス[DF/Villarreal C.F.]。

 以下、太字は 2006 W杯メンバー。★はA代表初招集。
TD
  Alfio BASILE[AFA]
LA NACION
採 点
Ole
採 点
Posi.
No.
Name
Club
Birth
Height
Weight
FW
9
 Hernan CRESPO  Inter  1975/ 7/ 5
184
78
7
 Javier SAVIOLA  Barcelona  1981/12/11
169
62
 Gabriel MILITO  Real Zaragoza  1984/ 2/ 5
169
73
評価なし
評価なし
 Sergio AGUERO  Atletico de Madrid  1988/ 2/ 5
170
69
評価なし
評価なし
 Lisandro LIPEZ  Porto  1987/ 6/24
170
65
   
MF
   Pablo AIMAR
 Real Zaragoza
 1979/11/ 3
170
62
   
16
 'Lucho' Luiz GONZALEZ  Porto  1981/ 1/19
185
75
19
 Esteban CAMBIASSO  Inter  1980/ 8/18
177
78
8(7)
★Jonas GUTIERREZ  Real Mallorca  1981/ 1/26
185
77
評価なし
評価なし
 
 Aldo DUSCHER  Deportivo la Coruna  1979/ 3/22
174
72
   
 Leandro SOMOZA  Villarreal  1981/ 1/26
185
77
   
5
★Fernando GAGO  Real Madrid  1986/ 4/10
178
65
7(5)
DF
2
 Roberto AYALA
 Valencia  1973/ 4/12
177
75
15
 Gabriel MILITO  Real Zaragoza  1978/ 9/ 7
176
70
9(7)
4
 Nicolas BURDISSO  Inter  1981/ 4/12
182
81
6
 Gabriel HEINZE  Manchester United  1978/ 3/19
178
78
 Rodolfo ARRUABARRENA  Villarreal  1975/ 7/20
178
72
   
8
 Javier ZANETTI  Inter  1973/ 8/10
178
73
5(6)
 Fabricio FUENTES  Villarreal  1976/10/13
182
81
   
GK
1
 Roberto ABBONDANZIERI
 Getafe  1972/ 8/19
185
88
6.5
 Leonardo FRANCO  Atletico de Madrid  1977/ 5/20
188
79
   
 「LA NACION」の採点の( )は選手らの解説入りで発表されたものの数字。
 

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