ホームでの開幕戦、主力3選手を欠く前回大会 最下位のチリに対して、2点 先制しながらまさかのドロー


  world cup 南米予選
第1節 チリ戦[Home・国際A]

 【日 時】2003/ 9/16 16:00(日本時間 翌 4:00)〜  【会 場】ブエノス アイレスのエル モヌメンタル
FIFA
6位
アルゼンチン
2−0
チ リ
FIFA
73位
0−2
32' Kily GONZALEZ, 36' P=AIMAR
56' J=S=VERON, 79' J=SAVIOLA
87' W=SAMUEL
60' M=MIROSEVIC, 77' R=NAVIA
■ 
 P=CONTRERAS, 50' M=MIROSEVIC,
   GONZALEZ, 72' J=ACUNA
87' C=ALVAREZ, 90' R=NAVIA


クレスポ → '71 サヴィオラ 
  C=デルガド
ダレッサンドロ 
   アイマール
'キリ'=ゴンサレス
 サネッティ
ヴェロン → 65' アルメイダ
サムエル    

アジャラ
    ヴィヴァス

監督:マルセロ=ビエルサ

カヴァジェロ
 


R=ナヴィア  
 H=タピア → 57' ピニージャ
Mak=ゴンサレス    
     F=マルテル
R=メレンデス → 40' ミロシェビッチ 
 Mar=ゴンサレス
R=オラーラ        
      P=コントレラス
R=ペレス    
 C=アルヴァレス → 56' アクーニャ

監督:フベニル=オルモス

N=タピア
 
 
試合展開
 Revancha(リベンジ)! 再挑戦を賭けたホームでの開幕戦。フォーメーションを1−3−3−2−2に変更して臨んだアルゼンチンはトップ下に入ったA=ダレッサンドロ&P=アイマールのコンビが息の合ったプレーを披露し、序盤から攻勢に出る。32分に 'キリ'=ゴンサレス[MF]がミドル シュートを決めると、好調ダレッサンドロの正確なアシストからアイマールがノー トラップで追加ゴールを決めて試合をリード。勝負は決したかに思われた。
 しかし後半、主砲マルセロ=サラス[FW]・司令塔ダビド=ピサーロ[MF]ら3選手が欠場したチリに1点を返され、攻撃の主軸として質の高いプレーを見せながらを受けていたJ=S=ヴェロン[MF](チェルシーへの移籍に「ヴェロンはイングランド人」と横断幕が掲げられ、先のW杯の一級戦犯として終始スタンドのブーイングを受けた)を「中盤の守備を強化するため」に下げると状況が一変。交替したM=アルメイダ[MF]は何度もボールを奪われて中盤のコントロールが効かなくなり、R=アジャラ[DF]がボール奪手を失敗するなどして、R=ナヴィア[FW]に同点ゴールを許す。終盤はが舞う乱戦となり、結果はドロー。主砲H=クレスポ[FW]は調子に乗りきれず後半J=サヴィオラ[FW]と代わるまで数度のゴール チャンスを潰した。アルゼンチンは手中にあった白星を逃し、エル モヌメンタルは大きなブーイングに包まれた。
 チームに楽観ムードが漂っていたことをクレスポは試合前に指摘。「内なる敵に勝点2を失った。」とM=ビエルサ監督は嘆息したが、このサッカー大国の国民が今や関心を示していない(スタンドの客入りが半分)という代表チームの不人気監督への風当たりは益々 膨らんだ。そして加えた。「我々は大衆が発するメッセージに支配されてはいけない。彼らの気持ちを再び征服するには好い試合をして勝てばよい。」
見どころ
 この30年余りの公式戦でアルゼンチンはチリに黒星を喫していない。
 4年前の 2002 W杯 南米選手権では、第1節アルゼンチン 4−1 チリ(2000/ 3/29)、第10節チリ 0−2 アルゼンチン(2000/11/15)といずれもアルゼンチンが勝利。予選が終了して、チリは10ヵ国中 最下位。
 
 

ニュース(2003/ 9/ 1 掲載、9/ 6 更新)
アルゼンチン代表
■エルナン=クレスポ[FW]がチリ戦を前にチームの楽観ムードを指摘した。同選手のコメント:
 「予選は簡単じゃない。ブラジルが前回それを示した。簡単に考えていると失敗する。」
 マルセロ=ビエルサ監督の2002 W杯の雪辱を語ったコメント:
 「我々は前を向いて歴史に新たな一章を記さなければならない。」
■M=ビエルサ監督が再び挑むW杯 南米予選に向けて新しいフォーメーションの検討に入っている。様々な観測があるが 9/ 3 の練習ではチームは1−3−3−2−2を繰り返しテストした模様。
■9/ 1 朝、真っ赤なトレーナーにデニムのジャケット姿でエセイサ国際空港に到着したサヴィオラのコメント:
 「(2002 W杯南米予選には15分だけ出場したが)今度の予選は自分にとっては新しくて違った経験だね。チームの一員としてやっていくことはとても重要なことだけど、偉大なプレーヤーたちの中でそれは簡単なことじゃない。だけど、自分のコンディションについては約束するよ。」 ■マルセロ=ビエルサ監督ほか召集された選手らは 9/ 1 に最後のR=アジャラ・F=キロガ・P=カヴァジェロ・L=フランコがブエノス アイレス入りして全員集合し、郊外のエセイサでキャンプに入っている。
チリ代表
■代表チームは 9/ 2 にブエノス アイレス入りしたが、中心選手の故障が相次いでいる。主砲のマルセロ=サラス[FW]は 8/31 のバンフィールド戦で右膝の古傷を負傷して腫れ上がり、チリ代表のチーム ドクターによれば出場が困難の状況。チームも次のペルー戦に温存する動きに。P=ガルダメス[MF]は先のベレス戦で左腓骨を骨折して欠場が決定。司令塔のダビド=ピサロ[MF]は筋肉を痛めたとの理由でイタリアを発っておらず欠場の可能性が出てきた。
その他
【LA NACION】
■代表監督として戦績:
M=ビエルサ(70.74%)、C=ビラルド(72.2%)、C=メノッティ(68.02%)、
D=パサレラ(65.30%)、A=バシーレ(64.62%)
■W杯 南米予選での戦績:
M=ビエルサ(79.6%)、C=メノッティ(68.02%)、D=パサレラ(65.2%)、A=バシーレ(58.3%)
 

アルゼンチンが第1・2節の代表メンバーを発表(2003/ 8/23 掲載、9/ 3 更新)
■AFA[アルゼンチンF.B.協会]は 9/ 2 国内チームからディエゴ=ミリト[FW]・ルイス=ゴンサレス[MF]を追加召集した。3人目の召集はネルソン=ヴィヴァス[DF]。右膝故障による再度の手術で 2002 W杯への出場を棒に振り、出場すれば、2002/ 2 ウェールズとの親善試合以来となる。アルゼンチンの各メディアはカルロス=テヴェス[FW/Boca Juniors]の名前がリストになかったことを一斉に指摘。
■マルセロ=ビエルサ監督は 8/22、第1節チリ戦(9/ 6 アルゼンチン ブエノス アイレス)および第2節ヴェネズエラ戦(9/ 9 ヴェネズエラ・カラカス)に召集する代表メンバー19名を発表した。
 ビエルサ監督は 8/20 イタリア フィレンツェでのウルグアイ戦に召集したメンバーをベースにチームを構成したと語る。C=デルガド[FW]とD=ディアス[DF]は代表キャップが1回のみで(共に 7/20 のウルグアイ戦で初召集・初キャップ)アルゼンチンでも驚きをもって捉えられている。
 召集された22名の内、2002 W杯メンバーは11名 。そのメンバーとJ=サヴィオラ・N=ヴィヴァス以外はW杯 南米予選は初の経験となる。国内のクラブに所属する選手は3名。

 以下、太字は 2002 W杯メンバー。
TD
 Marcelo BIELSA[AFA]
Posi.
No.
Name
Birth
Height
Weight
Club
FW
   Hernan CRESPO  1975/ 7/ 5
184
78
 Chelsea
   Claudio LOPEZ  1974/ 7/17
178
75
 Lazio
   Javier SAVIOLA  1981/12/11
168
60
 Barcelona
   Cesar DELGADO
 1983/ 8/18
175
75
 Cruz Azul[MEX]
   Diego MILITO  1979/12/ 6
179
78
 Racing Club
MF
   Andrez D'ALESSANDRO  1981/ 4/15
163
54
 Wolfsburg
   Pablo AIMAR
 1979/11/ 3
170
62
 Valencia
   Luis 'Lucho' GONZALEZ  1984/ 1/19
185
75
 River Plate
   Cristian 'Kily' GONZALEZ  1974/ 8/ 4
175
71
 Inter
   Juan Sebastian VERON
 1975/ 3/ 9
186
80
 Chelsea
   Matias ALMAYDA  1973/12/21
174
72
 Inter
   Esteban CAMBIASSO  1980/ 8/18
177
78
 Real Madrid
   Javier ZANETTI  1973/ 8/10
178
73
 Inter
DF
   Roberto AYALA
 1973/ 4/12
177
75
 Valencia
   Walter SAMUEL  1978/ 3/22
184
81
 Roma
   Diego PLACENTE  1977/ 4/24
176
72
 Bayer Leverkusen
   Gabriel HEINZE  1978/ 3/19
178
72
 Paris S.G.
   Nelson VIVAS  1969/10/18
166
67
 Boca Juniors
   Facundo QUIROGA  1978/10/ 1
178
76
 Sporting de Lisboa
   Daniel DIAZ  1979/ 3/13
181
80
 Cruz Azul[MEX]
GK
   Pablo CAVALLERO
 1974/ 4/13
188
78
 Celta de Vigo
   Leonardo FRANCO  1977/ 5/20
188
79
 Real Mallorca
 

チリが第1節の代表メンバーを発表(2003/ 8/23 掲載)
■フベニル=オルモス監督は 8/22、第1節アルゼンチン戦(9/ 6 アルゼンチン ブエノス アイレス)に召集する代表メンバー25名を発表した。今後 更に22名に絞る。
 2000 年アテネ五輪で大会得点王となりユヴェントス[ITA]から古巣のリーヴェル プレートに移ったエースのマルセロ=サラス[FW]は約2年振りの代表復帰。ネルソン=タピア[GK]も久々の復帰。

 
TD
 Juvenil OLIMOS[ANFP]
Posi.
No.
Name
Birth
Height
Weight
Club
FW
   Marcelo SALAS  1974/12/24
173
73
 River Plate[ARG]
   Hector TAPIA  1977/ 9/30
175
73
 Lille[FRA]
   Reinaldo NAVIA  1978/ 5/10
171
73
 Morelia[MEX]
   Mauricio PINILLA  1984/ 2/ 4
187
78
 Chievo Verona[ITA]
   Manuel NEIRA
 1977/10/12
169
65
 ColoColo
   Arturo NORAMBUENA
 1971/11/24
     Universidad Catolica
MF
   Mark GONZALEZ  1984/ 7/10
174
70
 Universidad Catolica
   Marcos GONZALEZ  1980/ 6/ 9
     Universidad Chile
   Fernando MARTEL  1975/10/ 2      Tiabasu[MEX]
   Pablo GALDAMES  1974/ 6/26      Racing Club[ARG]
   Milovan MIROSEVIC  1980/ 6/20
178
70
 Racing Club[ARG]
   Rodrigo MELENDEZ  1977/10/ 3
166
70
 Quilmes[ARG]
   Jorge ACUNA  1978/ 7/31
176
73
 Feyenoord[NED]
   David PIZARRO  1979/ 2/11
170
65
 Udinese[ITA]
DF
   Cristian ALVAREZ  1980/ 1/20
170
70
 Universidad Catolica
   Rodrigo PEREZ  1973/ 8/19
178
73
 Cobreloa
   Luis FUENTES  1971/ 8/14
180
72
 Cobreloa
   Boris GONZALEZ  1980/ 5/22      Cobreloa
   Ricardo ROJAS  1974/ 5/ 7      America[MEX]
   Pablo CONTRERAS  1978/ 9/11
181
74
 Celta de Vigo[ESP]
   Rafael OLARRA  1978/ 5/26
184
75
 Independiente[ARG]
   Jorge VARGAS  1976/ 2/ 8
180
78
 −
GK
   Nelson TAPIA
 1966/ 9/22
182
81
 Cobreloa
   Nicolas PERIC  1978/10/19
184
82
 Deportes Rangers
   Alex VARAS  1976/ 3/26
182
76
 Santiago Wonderers


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